ひしお

穀物を塩漬けし発酵すると旨くなることに気付きました。これが穀物の醤“穀醤”で醤油のルーツです。飛鳥時代に大陸から日本に伝わりました。その後、大陸の風土条件で生まれた穀醤を、日本人の知識と技術とで次第に日本の風土に適するように改良され、奈良時代には国産の穀醤を造り「うま味」を生活に根付かせていきました。16世紀以降、醤油へと進展していきますが、古代日本人を魅了した味覚と嗜好の基本は受け継がれています。